DVDやCDまたはブルーレイのコピーを弊社に依頼する場合、まずはマスターDVD/CD/ブルーレイをご用意頂く必要があります。マスターDVD/CD/ブルーレイが正しくできていないと、作り直しに時間がかかったり、コピー後のディスクに不具合が出る可能性があります。当ページでは、マスターDVD/CD/ブルーレイを作成する際に注意して頂く点をご説明いたします。
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通話無料 営業時間 月~金 10:00~18:00マスターDVD/CD/ブルーレイとは?
そもそも「マスターDVD/CD/ブルーレイ」とは何でしょうか?それは、コピーする際の元となるDVD/CD/ブルーレイのことです。DVD/CD/ブルーレイコピーサービスでは、マスターDVD/CD/ブルーレイのデータをそのままコピーすることになります。
具体的なイメージは、デュプリケーターと言われるDVD/CD/ブルーレイコピー専用の機器にマスターDVD/CD/ブルーレイを挿入します。そして、コピー先となる空のDVD/CD/ブルーレイも複数枚デュプリケーターに挿入します。すると、自動的にマスターDVD/CD/ブルーレイからデュプリケーターがデータを読み取り、コピー先のDVD/CD/ブルーレイに書き込んでいきます。 DVDコピー作業風景 この時元のマスターDVD/CD/ブルーレイと全く同じデータがコピー先のDVD/CD/ブルーレイに書き込まれることになります。もしも、マスターDVD/CD/ブルーレイのデータに誤りがあれば、コピー先のDVD/CD/ブルーレイにもその誤りの部分も含めてコピーされてしまいます。ですから、マスターDVD/CD/ブルーレイの作成には十分に注意して頂きたいと思います。
マスターDVDを作る上での注意点
DVD-R(一層)を使用する
マスターDVDを作成するメディアは「DVD-R」(ディーブイディーマイナスアール) を使用してください。DVDは、DVD-Rをはじめ、DVD+RやDVD-RWなどいくつか種類があります。どれを使っても同じというわけではなく、DVD-Rを使用してください。DVD-Rは最も汎用的で、再生互換性(どの機器でも再生可能かどうか)が高いものが出来上がります。
そして、同じDVD-Rにも一層と二層という2種類のものが存在します。"DVD-R DL"など"DL"の記載があるものが二層になります。二層のDVDは一層のDVDに比べ2倍の容量があるので、長時間の録画が可能なのですが、一層に比べて再生互換性が落ちるので、たくさんの人に配布することを目的とするならば、一層のDVDを使うことをお薦めします。
DVDの種類 | 推奨 |
---|---|
DVD-R | 〇 |
DVD-R DL | △ |
DVD+R | |
DVD+R DL | △ |
DVD-RW | |
DVD+RW |
DVD-Video形式で記録する
DVDレコーダーでマスターDVDを作成する場合、DVDを記録する形式に注意してください。DVDレコーダーにおいてDVDを記録する形式には、「DVD-Videoモード」と「VRモード」の2種類があります。「DVD-Videoモード」は、データの追記は可能ですが、一度書き込んだデータの編集や削除などができません。しかしDVD-Videoモードは再生互換性が高く、作成されたDVDは他のDVDプレーヤーなどでも問題なく再生することが可能です。市販されているDVDは、DVD-Video形式になっています。一方VRモードは、一度記録したデータの編集や削除が可能なのですが、再生互換性が悪く、他のDVDプレーヤーなどで再生することができない可能性があります。従いまして、マスターDVDを作成する際は、DVD-Video形式で作成してください。
ファイナライズを行う
DVD-Video形式で作成した場合、そのDVDを他の機器で再生できるようにするために、ファイナライズ処理を行う必要があります。DVDレコーダーなどには必ずこの機能がついているはずです。ファイナライズをしない状態ですと、他の機器で再生できない、つまりデータを読むことができないので、コピーもできなくなってしまいます。 従いまして、マスターDVDを作成する際は、DVD-Video形式で作成してください。
DVD-Videoに対応した書込ソフトを使用する
PCでDVD-Videoを作成する場合は、DVD-Videoに対応した書込みソフトを使用してください。書込みソフトに無料のものから有料のものまで、数多く存在しますが、できれば有料のものを使用してください。無料のものは、書き込んだデータに不具合が出る可能性が高く、時間もかかるからです。
マスターCDを作る上での注意点
CD-Rを使用する
マスターCDを作成するメディアは「CD-R」(シーディーアール) を使用してください。CDには、CD-Rの他にCD-RWがあります。CD-Rは1回だけ書き込むことができます。CD-RWは一度記録したデータを書き換えることができます。しかしCD-RWは再生互換性が悪く、たくさんの人に配布するためのCDとしては不向きです。
追記禁止処理を行う
CD-Rにデータを書き込む場合、必ず「追記禁止」または「閉じる」など、上のDVD-Videoのファイナライズと同じような処理を行う必要があります。そうしないと、他の機器で再生ができないといった不具合が発生する可能性が高くなります。 「追記禁止」「閉じる」「クローズ」など、書込みソフトによって呼び方が色々ありますが、この機能は必ず付いているはずです。
マスターブルーレイを作る上での注意点
BD-R(一層)を使用する
マスターブルーレイを作成するメディアは、「BD-R」を使用してください。ブルーレイには、「BD-R」と「BD-RE」という2種類のメディアがありますが、コピーを前提として使う場合は、再生互換性の高いBD-Rを使用してください。
また、「BD-R」にも一層のものと二層のものが存在します。"BD-R DL"の"DL"と記載されているものが二層のものです。二層のブルーレイは一層のものに比べ2倍の容量があり、長時間録画が可能なのですが、BD-R DLはメディアが高額になるため、あまりお薦めはしておりません。
最近では"BDXL"と言われる新しい規格が出てきており、従来の2層よりも更に大容量の記録が可能な3層、4層のものがありますが、BDXL対応ドライブでしか使えないので、これをマスターブルーレイにすることはお薦めいたしません。
BRの種類 | 推奨 |
---|---|
BR-R | 〇 |
BR-R DL | |
BR-R BDXL対応 | |
BR-RE | |
BR-RE DL | |
BD-RE BDXL対応 |
BDMV形式で作成する
ブルーレイの記録方式には2種類あります。「BDMV」と「BDAV」です。
「BDMV」形式は、販売されている映画のBlu-rayなどの形式です。「BDAV」形式は、家庭のブルーレイレコーダーで記録する方式になります。
「BDMV」形式の方が再生互換性が高くなるので、多くの人に配布するためのブルーレイは、「BDMV」形式で作成するべきです。
「BDMV」形式はブルーレイレコーダーでは作成できないので、パソコンで作成することになります。パソコンのブルーレイ作成ソフトを使用してください。
ブルーレイレコーダーしかない場合は、下記のクローズ処理を行うことで、再生互換性を高めることができます。
ブルーレイもクローズ(ファイナライズ)処理を行う
ブルーレイディスクは、DVDのようにファイナライズ処理は必要がないと言われているのですが、ブルーレイレコーダーには、「ファイナライズ」や「クローズ」などの後処理を行う機能が付いています。ブルーレイレコーダーでマスターブルーレイを作成する場合は、「ファイナライズ」や「クローズ」などの後処理を行う方が、再生互換性が高くなり、後から問題が起きにくくなるので、必ず後処理を行うようにしましょう。
共通の注意点
できるだけ高品質なメディアを使う
マスターDVD/CD/ブルーレイを作成する場合、できるだけ高品質なメディアを使用することをお薦め致します。 「メディアなんて、どれも一緒だから、安いやつで十分」という意見もあるかと思いますが、やはり値段が高いメディアには、高いなりの理由があるのです。 マスターDVD/CD/ブルーレイを作成する際には、データをディスクに書き込むのですが、その書き込む精度に違いが出てくるのです。データを読み取るドライブは、多少精度が悪くても、それを補正して読み取る機能があるので、多少データの精度が悪くてエラーが混じっていても大丈夫なのですが、どこまで許容するかはドライブ次第なのです。ですから、安いメディアを使用してマスターDVD/CD/ブルーレイディスクを作成して、自分のPCやプレーヤーなどでは再生できたのだが、配布した先で再生ができない、といった事態が起こる可能性が高くなるのです。
高品質なドライブで書き込む
マスターDVD/CD/ブルーレイを作成する時に、実際にデータの書込みに使用するパソコンのドライブやレコーダーのドライブは、書込むデータの品質に大きな影響を与えるので、良好な状態の物を使用してください。そして、これもメディアと同じ事が言えるのですが、できるだけ高品質なものを使用してください。 また、事前にドライブの掃除(クリーニング)も行った方が良いでしょう。埃などが付着していると、書き込みエラーが起こる事もあるのです。ドライブのクリーニング専用ディスクというものがあるので、1つ買っておくと良いでしょう。
複数の機器で再生チェックを行う
マスターDVD/CD/ブルーレイの作成が完了したら、複数の機器での再生確認を行うことをお薦め致します。 作成した機器では再生ができるのですが、他の機器では再生ができない、といった場合がたまにあります。これは、上で挙げた「ファイナライズ」のチェックにもなります。できれば、DVDレコーダーとパソコンなど、異なる種類の2つ以上の機器で再生してみるのが良いでしょう。
指紋や傷が着かないように注意
弊社へご入稿頂くDVD/CD/ブルーレイの中に、たまに傷だらけのものや、指紋だらけのものが存在します。せっかく作成して頂いたマスターDVD/CD/ブルーレイが、それらの傷や指紋によって再生できなくなってしまっていることがたまにあります。DVD/CD/ブルーレイは以外に弱いもので、ちょっと表面を擦ったり、手で触ったりすると、傷や指紋が着いてしまいます。そうならないように、再生チェックや梱包の時には、できるだけ記録面を触ったり、傷づけたりしないように注意してください。DVD/CD/ブルーレイを入れるケースは、紙や不織布ではなく、プラスチック製の物を使用することをお薦めいたします。
従いまして、マスターDVD/CD/ブルーレイを作成する際は、できるだけ高品質なメディアを使用してください。そのような観点からは、やはり日本のメーカー製のメディアを使用するのが良いでしょう。
マスターDVD/CD/ブルーレイの作成にお役立てください
注意すべき点はマスターDVD/CD/ブルーレイのコンテンツにもよって変わってくるので、ここでは全部を説明することはできませんが、最低限押さえて頂きたい点を挙げましたので、皆様がマスターDVD/CD/ブルーレイを作成する際にお役立て頂ければ幸いです。
もしも、マスターDVD/CD/ブルーレイを作成中にご不明な点などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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