動画配信サービス徹底比較!
2016/07/12
皆さん、年末年始の予定はもう決まりましたか?どこに行っても混んでいるので、ゆっくり家で過ごそうと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そんな方々に最適なのが、最近流行りの、ネット経由で映画やテレビが見放題の動画配信サービスです。
今回は、現在日本で利用できるメジャーな5つの動画配信サービスを比較し、実際に利用してみた感想をお伝えしたいと思います。これからどの動画配信サービスを選ぶかの参考にして頂ければ幸いです。
実は2015年は動画配信サービスのターニングポイントの年だった言われています。「家で映画を見るならレンタルビデオ」の時代から「映画はネットで見放題」へという時代へ急速に変化し始めたのです。2015年9月には、米国で最も人気の動画配信サービス「Netflix」がサービスを開始し、そしてあのAmazonがプライムビデオをスタートしたのが象徴的な出来事です。
これら2つのサービスと、今や老舗となった「Hulu」、そして「U-NEXT」「dTV」の日本勢のサービスを加え、5つのサービス比較しました。
(比較した5つのサービス)
・「Hulu」
・「Netflix」
・「U-NEXT」★
・「Amazonプライムビデオ」★
・「dTV」★
U-NEXT
USENグループの会社であるU-NEXTは純国産サービスです。元々は「オンラインレンタル」という位置づけでした。日本では元々「TSUTAYA」や「アクトビラ」など同じオンライン動画配信でも、単品売りのサービスがメインでした。U-NEXTもその一つだったのですが、HuluやNetflixの流れを汲んで、動画見放題にも力を入れはじめ、2015年の大幅リニューアルで更にサービスが充実してきました。
見放題のコンテンツはHuluなどに見劣りはしますが、単品購入できる作品には、流石に最新のコンテンツが揃っており非常に魅力的です。
忙しい人は、せっかく見放題のサービスと契約しても、なかなか見る時間がないと思います。たまに暇になって見ようとしても、見たいコンテンツがなくて、結局1ヶ月トータルで考えると、それほどサービスを利用していない、なんて事があると思います。
その点、U-NEXTでは、1,990円と他のサービスに比べ少し料金が高目なのですが、そのうち1,000円は単品購入に使えるポイントなので、月に2、3個は単品コンテンツが購入できると思います。暇な時間が出来た時に、見たかった旬のコンテンツが見られるということです。
以外に良さそうなのが、雑誌の読み放題です。読める雑誌の種類も充実しており、その中の2、3誌でも定期購読しているならば、1,990円の月額費用はすぐに元を取ってしまいます。
更に、4人までアカウントを作れるので、例えば家族ごとにアカウントを作ることも可能なので、夫婦別々に、そして子供用にアカウントを作れば、お互い視聴履歴などを分けた状態で運用できます。
Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオは、Amazonのプライム会員ならば無料で見られるビデオです。プライム会員は、元々はAmazonで買い物した時の送料が無料になるというサービスでした。よくAmazonで買い物する人ならば、送料無料だけでもお得だったところに、音楽が聴き放題になる「Amazonプライムミュージック」とビデオが見放題になる「Amazonプライムビデオ」が追加されたのです。なんてAmazonさんは太っ腹なのでしょう!
Amazonプライムビデオのコンテンツを見てみると、数はそんなに多くはないのですが、メジャーな作品がチラホラ見受けられるので、既にプライム会員の人であれば、お得なのは間違いないでしょう。また、「プライム」が付かない「Amazonビデオ」では、単品でコンテンツを購入して視聴することもできます。単品購入の方は比較的新しいコンテンツも購入可能です。
気をつけたいのが、Amazonの場合、視聴環境が多少制限されます。それは、Amazon独自の「Fire TV」という機器を販売しているからです。当然Fire TVを使えば、Amazonプライムビデオが見られますが、ChromecastやApple TVといった他社の機器ではAmazonプライムビデオが見られないという状況です。(スマホやPCでは問題なくAmazonプライムビデオも見られます)
dTV
dTVは、NTTドコモが運営する動画配信サービス。元々「dテレビ」や「BeeTV」といったdocomoユーザー向けの動画配信サービスを「dTV」にまとめて、docomoユーザー以外でも契約できるようにしたものです。料金は月額500円と、Amazon以外の他のサービスと比較して安目に設定してあります。しかし、コンテンツは非常に豊富です。
海外映画やドラマも豊富ですが、日本のコンテンツや「BeeTV」のオリジナルコンテンツ、ミュージックビデオにカラオケビデオなど、流石docomoと言えるコンテンツを誇っています。
「携帯キャリアのdocomoなので、ストリーミングで見させて通信料で儲けるのか?」と考えていたのですが、そこもdocomoは太っ腹です。なんと、Android端末のみなのですが、コンテンツのダウンロードも可能なのです。つまり、家のwifi環境でコンテンツをダウンロードしておいて、外出先では通信しないでもそのコンテンツが視聴可能なのです。
他のサービスに比べ、視聴環境が制限されますが、それさえクリアすれば、安くてコンテンツも豊富ということで、大変オトクなサービスだと思います。
その他サービスの比較については・・・
当メルマガでは「U-NEXT」と「Amazonプライムビデオ」と「dTV」をご紹介しました。「Hulu」「Netflix」の2サービスと詳しい比較表は、今月末発刊予定の当社ニュースレターVol.9に掲載予定ですので、紙面またはホームページ(http://www.tokyo-dc.jp/newsletter/)でご覧ください。
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