VR最新情報
2021/05/25
着実に進化を遂げているVRの世界について、今回は最新情報と体験記、お勧めのコンテンツなどをご紹介したいと思います。
VRのおさらい
まずVRをあまりご存知ない方のために、「VRとは何ぞや?」というところからご説明したいと思います。
VRとは「Virtual Reality」の略語で、コンピューターの映像で作られた仮想空間の中で様々な体験を行えるものです。現在の主流はヘッドマウントディスプレイ(HMD)と言われるゴーグルを装着して使用します。ゴーグルにはセンサーがあり、頭の動きに合わせてゴーグルの中の映像も動きます。つまり、横を向けば横の映像が、上を向けば上の映像が見え、それが360度追随するので、あたかもその空間に自分がいるような錯覚に陥ります。ゲームや映画などのエンターテイメントの他、手術シミュレーションや工場での機械操作のシミュレーションなど、実用面での使用も期待されています。
着実に進化しているVR端末
コンピューターやスマホの処理能力の向上やセンサー技術の向上により、この3年間でも着実にVR技術は進化してきています。以前は、高性能なPCに接続して使う高価なVR端末か、または段ボール製のスマホを装着して使う安価な端末かのどちらかでした。しかし、最近ではコンピューターやスマホが必要なく、スタンドアローンで使用できるHMDが出てきました。また、スマホの性能が向上してきたので、スマホ利用型のHMDも進化してきています。
現在VR端末市場では、facebook傘下のOculusが一歩リードしており、HTCやGoogle、Lenovo、Microsoftなどが追随しているという状態です。端末の動向としては、今後はスタンドアローン型が主流となりそうで、その入門としてスマホ装着型が普及する、という構図になると予想されます。
実際に試してみました
筆者は普段使用しているスマホがGalaxS9だったので、今回同じSAMSUNG製のGalaxy Gear VRを購入し、実際に試してみました。今回使用した機器は次の通りです。
・ スマートフォン Galaxy S9
・ ヘッドフォン(SONY製)
・ ヘッドマウントディスプレイ Galaxy Gear VR with Controller SM-R324NZAAXJP
Gear VRを装着すると、スマホ(Galaxy S9)上で自動的にVR専用のホームアプリが軌道し、そこから任意のアプリを選んで視聴する、という使い方になります。YouTube のVR用アプリや、下記にご紹介するNETFLIXなどのアプリも、このホームアプリからインストールすることができます。
Galaxy Gear VRのコントローラーは、センサーが内蔵されており、VR画面内での操作に役に立ちます。アプリを選択したり、メニューをスライドさせるのに使用したり、例えば釣りゲームなどでは「竿」として使うことできます。
1. Gear VRのカバーをはずす
2. スマホをセットする
3. ヘッドホンを装着する
4. Gear VRをかぶる
5. 焦点を調整する
6. コントローラーを調整する
7. アプリを選んでスタート
おススメのVRコンテンツ
GearVRで色々なコンテンツを試してみました。スマホでもゲームが普及しているように、恐らくVR分野においてもゲームというのが重要なコンテンツであることは理解しているのですが、私は普段一切ゲームをやらないので、ゲーム以外のVR端末の使い道を考えてみました。そこでお勧めのコンテンツを2つご紹介いたします。
『NETFLIX』
動画配信サービスのNETFLIXですが、そのVR端末用のアプリがあります。映像自体は2Dの映像なのですが、まるで映画館で見ているような迫力でNETFLIXの映像が目の前一杯に見られるのです。VR端末は2Dの動画視聴端末としても十分に使えることが分かりました。ただし、長時間HMDを装着し視聴していると首が痛くなるのが難点でした。
『Guided Meditation VR(VR瞑想)』
VRで瞑想、これが私一押しのVRのコンテンツです。VRの特徴は、何といっても「没入感」だと思います。HMDとヘッドホンで、外の世界からは視界も音も遮られ、瞑想を行うには最適な環境を作り出すことができます。例えば、10分間、自然の中で心地よい音楽を聴きながら瞑想を行うことで、心身がリフレッシュされます。これだけでもHMDを購入する意味はあるのではないかと思います。
VRのこれから
「スマートフォンの次はVR」と言われるほど、VRに対しては大きい期待と可能性があり、現在多くの企業が投資を行っています。しかし、まだあくまで「投資」の段階であり、本格的な普及には至っていないのが現状です。今回、実際にGearVRを使って感じたのは、現状のようなHMDではVRは本格的に普及しないのではないか、というのが率直な感想です。確かに端末の性能や解像度も上がり、現状のHMDでもそれなりに楽しめるのですが、HMD自体が大きくて少し重いので、長時間使用していると首や目が疲れてしまいます。また、HMDを装着している状態だと、外の世界から遮断されてしまうため、例えば「玄関チャイムがなったかも?」など、外の世界の事が気になり、逆に集中ができなくなってしまうのです。HMDがもっと軽くなり、パススルー機能などが強化されるなど、長時間使用しても大丈夫なようにHMD端末が進化すれば、もっと普及するかもしれませ。そして最も重要なのは「コンテンツ」です。VRでしか体験できないコンテンツ、毎日使っても飽きないコンテンツ、我々のリアルな生活にプラスになる実用的なコンテンツが出てこない限り、本格的な普及は難しいでしょう。しかし、技術の進歩は早いので、すぐに理想的なHMD端末やキラーコンテンツが出てきて、一気に普及するかもしれません。これからもVR関連技術に注目して行きたいと思います。
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