4K時代の到来か!?
2021/05/25
4K/8Kって何?
4K/8Kというのは簡単に言うと、「従来の映像よりも、ものすごくきれいな映像」のことです。どのぐらい綺麗かというと、われわれ人間が目で見ている映像と同じぐらい綺麗な映像なのです。現在の地デジ放送の映像と比べると4Kで約4倍、8Kで約16倍綺麗だと言えます。
4K/8Kの「K」って何?
4K/8Kの「K」が何を意味するかというと、「1000」を意味しています。つまり「4K=4,000」「8K=8,000」ということです。では何が4,000、8,000なのかと言うと、映像の横の画素数を意味しています。4Kの画素数は横3,820×縦2,160で、横の画素数が約4,000ということで4Kと呼ばれているのです。
4K/8K映像はなんで見られるの?
8Kではなく4K映像までであれば、現在様々な環境で見られるようになってきました。4K配信ではネットが先行しており、YouTubeやNetflix、Apple TVでも4Kコンテンツが配信されています。これらネットの4Kコンテンツを見るためには4K対応のモニターやTVがあれば見ることができるので、一番お手軽かと思います。
Blu-rayも「4K Ultra HD」規格のタイトルが販売され始めています。しかし、4K Ultra HDのBlu-rayを見るためには、4K Ultra HD対応のプレーヤー(またはレコーダー)と4K対応テレビ(またはモニター)が必要になります。パソコンで4K Ultra HDのBlu-rayを見るためには、かなりハイスペックのパソコンが必要になるので、あまりお勧めいたしません。
そして、2018年12月から、いよいよ4K/8K放送が始まりました。テレビ放送で4K/8Kが見られる時代がやってきたのです。
4K/8K放送とは?
4K/8K放送は、既存の地上波デジタル放送とは別に、新しく始まった4K/8K映像での放送です。現在NHKと民放数社が放送を始めています。以前のアナログ放送から地上波デジタル放送に切り替わった時とは違い、既存の地上波デジタル放送がなくなるわけではなく、それとは別に新しく始まったものです。2018年12月からは、4Kが16チャンネル、8Kが1チャンネルの放送が開始されました。
4K/8K放送を見るには?
4K/8K放送を見るためには、4K/8K対応テレビが必要になるのは容易に分かるのですが、それだけでは見ることができないのです。
まず、4Kチューナーが必要になります。数年前から販売されてきた4K対応テレビは、4K映像には対応しているのですが、4K放送を受信して見るためのチューナーが内蔵されていないのです。したがって、4K放送を見るためには、別途4Kチューナーが必要になります。2018年12月現在、各社から4Kチューナーが販売されており、3~4万円ぐらいで入手可能です。
そして問題なのがアンテナです。既存のBSアンテナで視聴できるのは、表1と表2の1番上の列5チャンネルになります。その他のチャンネルを見るためには、対応するBS/CSアンテナの受信方法が変わることが原因です。従来の「右旋」という方法はすでに多くのチャンネルが存在しているため残りが少なく、新たに4K放送を流すために「左旋」という方法が追加されたのです。表1に出てくる「右旋」「左旋」というのがそれです。
BS(右旋)4K |
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BS(左旋)4K |
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CS(左旋)4K |
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BS(左旋)8K |
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※「BS(右旋)」既存のBSアンテナの受信方法 ※「BS(左旋)新しいBSアンテナの受信方法」 ※「CS(左旋)」新しいCSアンテナの受信方法
4Kテレビ+4Kチューナー+既存のBSアンテナで視聴可能 |
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4Kテレビ+4Kチューナー+新規のBS/CSアンテナ等が必要 |
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8Kテレビ+8Kチューナー+新規のBS/CSアンテナ等が必要 |
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これからは4K/8K時代が来るのか?
先にも述べましたが、従来の地上波デジタル放送がなくなるわけではないのですし、機器の普及度合いもあるので、しばらくは「地デジにおまけで4K/8K放送」という状態が続くと思われます。しかし、2020年の東京オリンピックに向けて官民総出で4K/8Kを推進して行くので、想像より早く普及するかもしれません。確かに、4Kでオリンピックを見たら、その臨場感で感動がより大きくなることは想像に難くないでしょう。皆さまも、この機会に4K/8K放送市長にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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