映像情報マガジンdMag

映像制作に役立つ豆知識、ノウハウ、ニュースなどの情報をお届けします

*

クロマキー合成によるライブ配信

   

某企業様から、決算発表会のライブ配信のご依頼を頂きました。昨年に引き続き2度目のご依頼だったのですが、今年はもう少し見た目を凝った配信をしたいということで、クロマキー合成により背景画像と人物を合成したライブ配信を行いました。

概要

・決算発表会のライブ配信

・視聴者は社員オンリー

・社員は本社と全国の支店から視聴

・場所は本社の会議室

背景を会議室の殺風景なものでなく、画像やパワーポイントにしたい。

社長の説明はパワーポイントの資料をバックに社長が話すようにしたい。

・配信に使うインターネット回線はモバイル回線

・マイクは、社長様用にピンマイク1個と、司会者用1本

ご納品までの流れ

・事前お打ち合わせ兼会場下見 2回目ということで、特に今回は事前打ち合わせをせず、いきなりリハーサルを行うことに。
・リハーサル(約1ヶ月前) 本番約1ヶ月前に会場にてリハーサルを行いました。本番と同様の機材とスタッフでお伺いし、当日の流れを再度確認いたしました。

今年はクロマキー合成を行うので、会場にグリーンバックを設置し、合成した映像をお客様に確認していただきました。
・当日準備 本番数時間前に会場入りし、機器の設営を行い、軽い当日リハを行いました。
・本番
・撤収 本番完了後、約1時間で撤収完了しました。
・納品 当日の録画映像をその場でUSBメモリーに入れてご納品
 

難しかった点

今回、音声について、会場ではスピーカーでは流さず、マイクの音声のみを配信へ乗せる形を基本としました。しかし、途中の社員報奨の授与の際には、ファンファーレの音を会場で流す必要があり、ハウリング対策として、ファンファーレの時だけスピーカーから出力するよう、手動でボリューム調整が必要になりました。

感想

当社はクロマキー合成のライブ配信の経験は少ないのですが、思ったより綺麗に合成され、上手く配信ができ、お客様に喜んでいただけ、ほっといたしました。確かに、パワーポイントにワイプで話者を映すよりも、臨場感のある配信になったと思います。

 - ケーススタディ, 映像関連記事, 案件事例

  関連記事

no image
卒業記念用のCD作成

東京ダビングセンター店長の内山です。 毎年この時期になると卒園・卒業関連の案件が …

DVDが見られなくなる!?DVDの寿命について

DVDに寿命があることを皆さんご存じでしょうか?当社でも最近「以前はちゃんと見れ …

VR最新情報

着実に進化を遂げているVRの世界について、今回は最新情報と体験記、お勧めのコンテ …

no image
動画配信サービス徹底比較!

皆さん、年末年始の予定はもう決まりましたか?どこに行っても混んでいるので、ゆっく …

no image
無理そうな納期でも頑張ります!

常連のお客様から嬉しいお言葉を頂きました! 「いつも無理な納期を言って済みません …

【おすすめ映像】中国発の大ヒットSF「三体」がついに映像化!

「三体」は全世界で2900万部以上発行、2015年にSF界のノーベル文学賞と言わ …

ハイレゾって何?

最近、音楽関係で「ハイレゾ」という言葉をよく聞きますが、皆さんハイレゾって知って …

動画のファイル形式を知ろう!

動画のファイルをやり取りしようとして、何だかよくわからない、上手く再生ができない …

【おすすめ映像】あの「三体」がNetfilxで遂に映像化!

「三体」は中国のSF作家劉慈欣のSF小説で、中国では2008年に出版されましたが …

no image
古い映像のDVD化

東京ダビングセンター店長の内山です。 最近、学校や美術館などから昔撮影をした映像 …