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クロマキー合成によるライブ配信

   

某企業様から、決算発表会のライブ配信のご依頼を頂きました。昨年に引き続き2度目のご依頼だったのですが、今年はもう少し見た目を凝った配信をしたいということで、クロマキー合成により背景画像と人物を合成したライブ配信を行いました。

概要

・決算発表会のライブ配信

・視聴者は社員オンリー

・社員は本社と全国の支店から視聴

・場所は本社の会議室

背景を会議室の殺風景なものでなく、画像やパワーポイントにしたい。

社長の説明はパワーポイントの資料をバックに社長が話すようにしたい。

・配信に使うインターネット回線はモバイル回線

・マイクは、社長様用にピンマイク1個と、司会者用1本

ご納品までの流れ

・事前お打ち合わせ兼会場下見 2回目ということで、特に今回は事前打ち合わせをせず、いきなりリハーサルを行うことに。
・リハーサル(約1ヶ月前) 本番約1ヶ月前に会場にてリハーサルを行いました。本番と同様の機材とスタッフでお伺いし、当日の流れを再度確認いたしました。

今年はクロマキー合成を行うので、会場にグリーンバックを設置し、合成した映像をお客様に確認していただきました。
・当日準備 本番数時間前に会場入りし、機器の設営を行い、軽い当日リハを行いました。
・本番
・撤収 本番完了後、約1時間で撤収完了しました。
・納品 当日の録画映像をその場でUSBメモリーに入れてご納品
 

難しかった点

今回、音声について、会場ではスピーカーでは流さず、マイクの音声のみを配信へ乗せる形を基本としました。しかし、途中の社員報奨の授与の際には、ファンファーレの音を会場で流す必要があり、ハウリング対策として、ファンファーレの時だけスピーカーから出力するよう、手動でボリューム調整が必要になりました。

感想

当社はクロマキー合成のライブ配信の経験は少ないのですが、思ったより綺麗に合成され、上手く配信ができ、お客様に喜んでいただけ、ほっといたしました。確かに、パワーポイントにワイプで話者を映すよりも、臨場感のある配信になったと思います。

 - ケーススタディ, 映像関連記事, 案件事例

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